AIセミナー第3弾「あなたもプロのクリエーター？」AIで販促アップに挑戦！

　AIを活用して、SNSやチラシ、店内モニターなどの販促物を自作したい方にぴったりの販促支援(SNS・チラシ自動生成)の手法を学ぶワークショップを開催しました。

○日時、場所

　   令和7年12月18日(木)  18:00～20:00             於 : MOC

○講師 　宮崎県でAIといえばルウ王子　

ワークショップでは、最新のAIツール(Gemini無料版)を使いこなし、デザイナーがいなくても自社で高品質な販促ツール（チラシ、SNS投稿、動画など）を自作する手順が解説されました。これまで外注に頼っていた作業を自社で完結させる（内製化する）ことで、外注費の大幅な削減と、スピード感のある情報発信が可能になります。

ルウ王子は、自社のカレー販促に絡めた具体的な事例を挙げながら、画像から動画までを含めた販促ツールの作成手順を解説しました。

【販促ツール作成のステップ】

1. 企画・構成の作成（Google Geminiの活用）

• まずは、AI（Geminiなど）を相談相手として、キャッチコピーや構成案を考えます。
• 「30代女性向け」「県外からの観光客向け」など、具体的なターゲットや目的（新規客獲得、単価アップ、求人など）を伝えることが重要です。
• AIの回答は「ガチャ」のような側面があるため、1つに絞らず3〜5パターンの案を出させ、最終的には人間の経験に基づいて「お客様に刺さるか」を判断します。

2. ビジュアルの生成（Nano Banana Pro）

• 決定した構成案をもとに、画像生成AIでビジュアルを作成します。
• 最新のAI（Nano Banana Pro）を使えば、日本語の文字化けを防ぎながら、テキスト入りの画像を生成できます。
• 自社で撮影した写真（料理や店内など）を読み込ませ、「シズル感を出す」「背景をキャンプ場に変える」といった加工も自由自在に行えます。
• SNSで反応が良い「4コマ漫画」の作成も効果的です。悩みから解決までのストーリーを描くことで、集客や採用に大きな威力を発揮します。

3. 動画広告への展開生成

• AIを使えば、作成した静止画や4コマ漫画を一瞬で動画に変換することが可能です。
• かつては外注すると納期1ヶ月、費用40万円ほどかかっていた動画制作も、AIを活用すれば企画から曲作り、動画化までわずか15分程度で完結します。
• AIはキャラクターに「演技」をさせることも得意で、目の動き（視線の泳ぎ）や表情まで細かく再現できます。
• 専用のAIでBGMや歌詞も生成し、インパクトのある動画広告としてFacebookやInstagramなどのSNSに投稿することで、売上の向上が期待できます。

4. 最終調整（canvaなどの併用）

• 生成した画像や動画をベースに、QRコードの追加やロゴの配置、細かい文字情報の修正を行います。
• AIは全体の雰囲気作りが得意ですが、正確な情報の配置や微調整は既存のデザインツールを併用するのが最も効率的です。

【AI時代の販促で成功するポイント】

• 目的を明確に伝える： 最初に「何のための販促か」をAIに覚えさせることで、より効果的な提案が得られます。
• 「人」や「ストーリー」を大切にする： AIで誰でも高品質な画像が作れる時代だからこそ、最終的には「誰から買うか」という信頼や、創業の歴史といった人間にしか作れない付加価値が重要になります。
• 即座に実行する： AIは試行錯誤（PDCA）を高速で回せるのが強みです。まずは1枚作ってみて、店頭に貼る、あるいはSNSに投稿して反応を確かめることが成功への近道です。

例えるなら、AIは「24時間365日、文句一つ言わずに働いてくれる超優秀なアシスタント」です。あなたがディレクター（監督）となり、AIに明確な指示を出すことで、あなたの思いを形にしたプロ並みの販促活動が可能になります。

ルウ王子は、さっそく明日から販促ツールを自作してみてください、と締めくくりました。