【8月29日開催】野菜ソムリエ×生産者直送サタデーMOCランチセミナー 〜オーガニックへべす&ゴーヤの魅力発見ランチ〜
宮崎は温暖な気候に恵まれ、一年を通して新鮮で魅力あふれる農産物が数多く生産されています。
そのような宮崎の「旬」の魅力をもっと身近に感じていただこうと、野菜ソムリエコミュニティ宮崎のメンバーと生産者・加工業者がタッグを組んで講師を務める「野菜ソムリエ×農家ランチセミナー」。
第2回となる今回のテーマは、夏の宮崎を代表する食材「有機へべすとゴーヤ」です。
今回の講師は、野菜ソムリエコミュニティ宮崎の皆様と代表の坂東淳子さん、ゴーヤ農家の野﨑一将さん、そして有機へべす農家の成合利浩さん。
農業を始めたきっかけや栽培へのこだわり、これまでの苦労や挑戦についてお話を伺いながら、実際にゴーヤやへべすを味わい、その魅力を五感で体験する時間となりました。

1.嫌いだったゴーヤを育てることにした野崎さんの挑戦とゴーヤの楽しみ方
今回ご登壇いただいたゴーヤ農家の野﨑さんは、ゴーヤ栽培を始めてから長年、宮崎でゴーヤづくりに取り組んでいます。
しかし、実は野﨑さん自身、もともとゴーヤが好きだったわけではありません。
「青臭い」「苦い」と感じ、最初はゴーヤ栽培にも反対していたという野﨑さん。それでも、農業に携わる中でゴーヤと向き合い、今ではその魅力を多くの人に伝える生産者となりました。
野﨑さんは、お父様とともに広いハウスでゴーヤを栽培されています。早朝から作業を始めることもあり、農業の現場には私たちが普段目にすることのない多くの苦労があります。
そんな野﨑さんですが、「ゴーヤだけではなく、これからはいろいろな野菜づくりにも挑戦してみたい」と話してくださいました。

また、今回のセミナーでは、普段は捨ててしまうことも多いゴーヤの「ワタ」や「種」も実際に味わいました。
ゴーヤというと、苦味を減らすためにワタや種を取り除くイメージがありますが、野﨑さんおすすめの食べ方は「ゴーヤを丸ごと楽しむ」こと。
特におすすめなのが、ワタや種も一緒に使用した「ゴーヤの丸ごとかき揚げ」です。
野崎さんによると、かき揚げにすることで苦味がやわらぎ、お子さんも「お弁当に入れて」と言うほど人気なのだそうです。
また、会場では、
- ゴーヤのワタを揚げたもの
- ゴーヤの種を炒ったもの
- 完熟したゴーヤの赤い実
なども実際に試食しました。


3.有機へべす農家・成合さんの物語
続いてお話を伺ったのは、有機へべすを栽培する成合さん。
東京で仕事をしていた経験を持つ成合さんが、へべす農家として歩み始めたのは、お父様の農業を引き継いだことがきっかけでした。
しかし、農業を始めた当初は右も左も分からず、へべすだけでは生活できないほど厳しい状況だったといいます。
なんと、最初の年の年収は約15万円。生活のために夜のアルバイトを続けながら、それでも農業を続けてきました。

さらに、成合さんがこだわったのが「農薬を使わない農業」です。
農薬を使わずに育て始めた当初は、害虫や病気の影響で、きれいなへべすを育てることができませんでした。
それでも土や木が持つ力を信じて栽培を続けた結果、3年目にはきれいなへべすが実るようになったといいます。
せっかく有機で育てたへべすも、最初はなかなか売れなかったそうです。そこで県外へ足を運び、自ら販売先を探すなど、栽培だけでなく「どう売るか」にも取り組みました。
その後、有機JAS認証を取得。
現在では、全国でも貴重な有機JAS認証のへべすとして、多くの人にその魅力が届くようになっています。

今回のセミナーでは、へべすの魅力をより深く知っていただくため、参加者の皆様に柑橘類の食べ比べも体験していただきました。
用意されたのは、
- へべす
- かぼす
- 青ゆず
- すだち
の4種類。
見た目や大きさは似ているものもありますが、実際に香りを嗅ぎ、果汁を味わってみると、それぞれに違った個性があります。
参加者からは、
「他の柑橘類は少し尖った酸味を感じるけれど、へべすはとても優しい味」
という感想も聞かれました。
へべすは酸味がやわらかく、さまざまな料理と合わせやすいのが魅力のひとつ。
果汁を絞るだけでなく、皮をすりおろして料理に加えることで、より豊かな香りを楽しむことができます。
また、へべすは種が少ないため、輪切りにしたときの見た目が美しいのも特徴です。
普段何気なく使っている柑橘類も、実際に食べ比べてみることで、それぞれの違いや個性を改めて知ることができました。
5.こだわりのランチ:へべすとゴーヤを味わう特別メニュー
今回のランチも、野菜ソムリエコミュニティ宮崎の皆様にご協力いただき、へベスとゴーヤのスペシャルランチメニューをご準備いただきました。
・ゴーヤのキーマカレー
・ゴーヤのかき揚げ
・ゴーヤの肉詰め
・ゴーヤのココナッツ炒め
・ゴーヤチップス
・ゴーヤのツナサラダ
・ゴーヤの梅和え
・ゴーヤとへベスのスムージー
・へべすのフルフルゼリー


へべすとゴーヤ、それぞれの魅力を組み合わせながら楽しむ今回のランチセミナーは、生産者、野菜ソムリエ、そして参加者の皆様が一緒になって、宮崎の食の魅力を再発見する時間となりました。
「地元宮崎の美味しいものを食べること」が、生産者を応援することにもつながる。
これからも「野菜ソムリエ×農家 ランチセミナー」を通して、宮崎の旬の食材と、それを育てる人々の魅力をお届けしていきます。

次回のランチセミナーについて
次回は10月31日(土)の開催を予定しています。
詳細については、今後MOCのホームページでお知らせいたします。ぜひ楽しみにお待ちください!