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MOC拠点1周年!つながりが生まれ、一歩踏み出したくなる「MOCはじまりマルシェ」開催【前編】

2024年4月に一般社団法人として設立し、その1年後、HAROW高千穂通1階に拠点をオープンさせた宮崎オープンシティ推進協議会(通称:MOC)。街路樹の新緑が風に揺れる2026年5月1日、拠点開設1周年を記念する「MOCはじまりマルシェ」を開催しました。

事前応募150名のうち、約100名が非会員。MOCへの注目度の高まりと、今後さらに多くの出会いや交わりが生まれそうな気配を感じさせる、最高の1周年パーティーとなりました。


◾️高千穂通りで同日開催「アートフラッグ除幕式」と「ほこみちマルシェ」

MOCが面する高千穂通りでは、本イベントの直前、高千穂通りほこみち推進会議主催による「『クスノキ・アートフラッグ』除幕式」が開催されました。「ほこみち(※1)」のシンボルとなる「クスノキ・アートフラッグ」は、市民の一般投票により選ばれたもの。デザインを手掛けたアーティストの中武卓さんの除幕により、通りが素敵なアートで彩られました。

MOCでも以前、クスノキ・アートフラッグ一般投票やキックオフイベントを開催しています。

(※1)高千穂通りにおける歩行者利便増進道路(通称:ほこみち)の指定について

通りは、県内各地の農産物や加工品が並ぶマルシェの雰囲気。行き交う人々が足を止め、自然と会話や笑顔が生まれていました。

MOC1周年とともに、宮崎の豊かな未来を象徴しているかのようです。

◾️スタートは弦楽器の音色から。1年の挑戦と成果を振り返る

〜第1部 MOC1年目にはじまった、成果発表ステージ〜

いよいよ、MOC1周年イベント「はじまりマルシェ」がスタート。

オープニングに素敵な演奏を披露してくれたのは、県立宮崎商業高等学校弦楽部の6名の生徒さん。なんと、全員が弦楽器未経験からのスタートとのこと。1周年を祝うスペシャルな選曲で「挑戦」の素晴らしさを身をもって表現してくれる高校生たちからのエールのような音色に、会場のテンションは一気に高まりました。

はじまりの挨拶は、井手事務局長より。

この4月に就任したばかりの井手事務局長から、MOC1年目の活動が数字で発表されました。開催セミナー・イベント合計180本以上、参加者約6000名、そして相談・支援件数600件超!

企業や大人だけでなく多様な世代を巻き込み、つないできたMOC。「はじまりの場としてどんどん活用してほしい」とのメッセージを皮切りに、まずは担当者から1年目の取り組みと成果が発表されました。

【成果発表①】宮崎大学インターンシップ生の受け入れ

宮崎大学地域資源創成学部の学生2人が、1カ月間のインターンシップをMOCで実施。テーマを決めて調査をしたり、イベントを企画して集客から実施まで行ったりと、それぞれの挑戦の一歩にMOCスタッフが伴走しました。

▲研究成果発表をする宮崎大学地域資源創成学部の谷口凛花さん

【成果発表②】高校生×大学生×県内企業が協働「シードイノベーション部」開催

MOCスタートアップ&学生連携担当・稲田が発表したのは、「シードイノベーション部」の活動について。高校生×大学生×県内企業が協働し、イノベーションの源泉となる「本当に解決しないといけない課題」を発見・定義し、新たな価値創造を牽引できる人材育成プログラムです。学生は企業側の専門性に触れ、企業側にとっては学生たちの思考やアイデアが得られたりと、本プログラムを通して多くのメリットがあったようです。

ちなみに今年度は、「TikTokのライブ配信」をテーマに開催予定とのこと。

▲成果報告をするMOCスタートアップ&学生連携担当・稲田

<参考記事>

学生と企業の共創プログラム AI時代に必須能力を身につける3ヶ月「シードイノベーション部」

【成果報告③】法人地域連携プロジェクト「X dojo(クロス道場)」

「X dojo(クロス道場)」は、地域課題や新規事業をテーマに、学生・社会人・企業・行政など異なる立場の人が“交差(cross)”しながら学び、実践するコミュニティ型プログラム。2年目となる2025年は、航空会社のソラシドエア社が提供した解決したい課題に対し、県内外のスタートアップほか企業30社からアイデアの応募がありました。実際に2社の伴走支援をMOCが行い、うち1社が受発注につながりました。

▲MOCの活動から成果報告まで行う杉田創発本部長

<参考記事>

ソラシドエア社との事業共創プログラム「X dojo(クロス道場)」キックオフ

X dojo最終発表

【成果報告④】コミュニティ活動「モーニングセミナー」

昨年6月から始まった「モーニングセミナー」は、MOCサポーターが講師を務める女性先着10名限定の朝活セミナー。アロマ、セルフケア、ボイストレーニングなど多様な内容で開催し、「月2回のセミナーがほぼ毎回満員御礼。終了後にご飯を食べながらの交流タイムも人気の理由です」と話す担当スタッフ・門川。会員以外の方も気軽に参加できるので、「MOCってどんなところ?」と気になる方はぜひモーニングセミナーへ。

▲モーニングセミナーを担当する門川。後方に写るMOCのコミュニティマネージャー・八巻が当日の司会進行を担当

<参考記事>

初回モーニングセミナー開催しました

◾️企業成長だけじゃない。若い人材が「ここで働きたい!」と思う魅力創造へ

〜第2部 ここから何がはじまる?企業と地域の挑戦ストーリー​​〜

▲ソニー生命宮崎支社支店長の辰身雄作さん(写真/左)と、SUNAO製薬製薬代表取締役の廣澤直也さん(写真/中)

MOCには、地域企業のイノベーションやスタートアップ支援を行う共創拠点を利用できる会員制度があります。第2部はまず、法人会員としてMOCとともに挑戦を続けている2社が登壇し、「企業と地域の挑戦ストーリー」を繰り広げました。

SUNAO製薬は、サプリメントや化粧品のOEM受託製造と通信販売の地元企業。地域資源を活用し、宮崎から全国へと挑戦し続けています。かつては地域資源の「見える化」に取り組んでいましたが、「誰かの困りごと解決」へシフトしました。

育休復帰したスタッフとの雑談から、ヒット商品が生まれたことも。社内に「アイデア募集箱」を置いて社員が提案しやすい状況をつくりながら、商品開発に力を入れているそうです。そして目指すのは、次世代に誇れる仕事で売上1000億円、従業員1000人、平均年収800万円の達成!

MOCと同じ建物に入居している、ソニー生命宮崎支社。ライフデザイン経営を企業に提案しながら働く人に寄り添い、人材不足の解消へとつなげようとしています。社会貢献活動として中高生向けライフプランニング教育を積極的に展開していますが、企業へも無償で実施しているとの話に会場から驚きの声が上がりました。

若い世代が「働きたい」と思える地域の魅力創造に挑戦しているのは、SUNAO製薬さんもソニー生命さんにも共通するポイント。地域課題に取り組む企業の挑戦が、ここMOCを起点に広がっていくと素敵ですね。

◾️MOC内がマルシェに!成果とこれからを可視化するグラフィック・レコーディングも

〜第3部 交流のはじまり | MOCフェスブースの様子〜

イベントが盛り上がりを見せるなか、会場内はコーヒーやドーナツ、おにぎりなどおいしそうな食べ物が販売され、いつの間にかマルシェ状態に。

休憩時間には、軽食を手に参加者同士が声を掛け合い、新たなつながりや交流が生まれる様子があちこちで見られました。

はじめての出会いを楽しむ人、そしてMOC自体がはじめての人も。

このイベントを通して、また新しい何かが生まれていく。そんな気配が漂っていました。

イベント中、A0(エーゼロ)サイズのパネルに描き続けていたのは、グラフィックレコーダーの小川綾さん。MOC拠点1年目に生まれたつながりや共創、挑戦を土台に、これから大きく成長するイメージで、セッションの内容をリアルタイムで可視化していきます。

「今年挑戦したいこと」を葉っぱのふせんに書き、貼り付ける参加者たち。未来へと成長する大きな木が、多様な思いに彩られていきました。

▲グラフィックレコーディングでイベントを可視化する、MOCアンバサダー/ワカツタの小川綾さん


後編では、MOCアンバサダーによるライトニングトークや、宮崎の未来をテーマにしたトークセッションの様子をお届けします。

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